メンターが遺してくれたこと

仕事で、闘病の併走を通じて、教えとして遺してくれたことをグリーフケア兼ねて綴ります

日記アプリ~経過記録と思い出を保管

バタバタしていて、ブログを書こう!という気力が途絶えていたのですが、ようやく余裕が出てきて、且つそろそろ最初に咽頭がん食道がんだときいてから1年か…と思ったので、のんびりブログを再開することにしました。

 

というのも、最近Twitterなどで、これから抗がん剤です、手術です、という声を見かけて、あぁ1年前は私も何もわからずあたふたしてたな、不安だったな、と思い出したからです。

 

がん治療の難しいところは、人それぞれで、必ずしも他人の経験が自分に当てはまるとは限らないところですが、少しでも誰かの役にたったり、参考になったり、不安を和らげることができたら、と。

1年前の自分に教えてあげたいことをゆっくりですが、綴っていきたいと思います。

 

1年前のこととなると細かなことは忘れていそうなものですが、私は告知をされた日からスマホのアプリで日記をつけ始めました。

 

当時は病気の記録をつける、というよりは、当たり前のようにこの人と過ごせている時間はとても貴重だと再認識して、その日あったこと、話したことを忘れたくない、という想いからでした。

 

なので、自分の気持ちよりも、とにかく一緒にいた日にあったこと、食べたものや話したことについて、ひたすら打ち込んでいった記録、みたいなものです。

当時はブログを書くほど日々に余裕はなくて、電車の中など隙間時間にひたすら打ち込んでいました。

 

結果的に、それはどんな治療をした、説明を受けた、といったことも書くことになったので、前の診察では…?と振り返るのにも役立ちました。

そして、意外と話している内容の記録もあなどれず、この頃はまだ冗談言う余裕があったんだな、とか、この頃は治療が大変で殆ど会話なかったんだ、とかも振り返ると見えてきたりします。

 

私はiphoneなので以下のアプリを入れましたが、これに限らず、使いやすいアプリならどのアプリでも良いとおもいます。

 

シンプル日記 - 写真を貼れる日記帳ダイアリー

シンプル日記 - 写真を貼れる日記帳ダイアリー

  • Komorebi Inc.
  • ライフスタイル
  • 無料

apps.apple.com

このアプリは基本、無料で使えますが、書いた日記をダウンロードして保存したい場合等には、追加で課金が必要になります。

金額は忘れてしまいましたが、日記帳1冊買うことを思えば、まぁいいか、と思った記憶があります。

大事な思い出が詰まっているので、個人的にはバックアップがとれることが、アプリを決める上でとても大事でした。

 

シンプルですが、写真も貼れるし、カレンダー形式なのもあって、過去のこの辺りの日記を…と遡るのも便利です。

 

忙しくて大変で、余裕がない時のことは記憶がない…というのは病気に限らず多々あります。

でも実はその瞬間だって、とても貴重な時間だった、大変だったけどその時、一緒にあれこれ模索したことも大事な思い出の一つ。

そんな思い出を取りこぼしたくない!と思って、書いているのだろうな…と思います。