メンターが遺してくれたこと

仕事で、闘病の併走を通じて、教えとして遺してくれたことをグリーフケア兼ねて綴ります

2022-01-01から1年間の記事一覧

今、闘病に併走して辛い方へ

大切な人が急にいなくなってしまった2022年。 こんなに悲しい年はない、そう思います。 でも、2021年に病気がわかった時もとんでもない年だなと思ったのです。 今から思えば、病気でも、大切な人が生きて側にいる、それだけで幸せだったのに。 大切な人の病…

治療法は主体的に決めるべき

治療法の最終決定は自分でした、と患者さんが思うことは、後々後悔しないためにも大切なポイントです。 がん告知を受けると、本人は勿論のこと、家族や付き添う人達も精神的に大きなショックを受けます。 今まで大きな病気にかかったことなんてなかった!と…

電話でわかるプライオリティ

昨今でこそ、メールだけでなくLINEも仕事で使うようになってきたが、私のメンターは年齢的にか、またはせっかちな性格もあってか、電話が多かった。とりあえずすぐに用件を済ませたいのだと思う。 前回の話でもあったように、会社員からフリーランスになった…

嫌な電話は出ない

これは一般的な会社員が実践するには難しいけれど、私の中では印象に残っている教えの一つ。 当時、私とメンターが一緒に関わっているボランティアのプロジェクトに、個人的に苦手な人がいた。 電話がかかってくると、まぁ良い話であることはほぼなく、何よ…

プロデューサーとディレクターの違い

プロデューサーとディレクターの違いって何だと思いますか。 私がメンターに仕事関係で教えてもらったことで、一番印象に残っているものの一つがこのプロデューサーとディレクターの違いです。 私のメンターは、イベント業界における「プロデューサー」でし…

突然の併走の終わり

長らく間が空いてしまいました。 実はこの間に、併走する日々は突然終わりを迎えました。 先日、百箇日を終えたところです。 がんになって唯一救いがあるのは亡くなるまでの猶予や時間があること、というのを本で読んでいた私は、心のどこかで、余命宣告があ…

告知直後こそ大事な緩和ケア~知っていてほしいオプション

何で知ったのかは覚えていないですが、色々と闘病記やら生死に関する本を大量に読み漁っていた私は、がん告知を受けたら緩和ケアもセットで受ける!と当然のように思っていました。 しかし、この認識は一般的ではないようで、緩和ケア=終末期、とか、治療方…

日記アプリ~経過記録と思い出を保管

バタバタしていて、ブログを書こう!という気力が途絶えていたのですが、ようやく余裕が出てきて、且つそろそろ最初に咽頭がんと食道がんだときいてから1年か…と思ったので、のんびりブログを再開することにしました。 というのも、最近Twitterなどで、これ…